同じ漢字でも意味が違う? 日本語と中国語 その1
日本と中国は両国とも漢字を使っている(日本の漢字、中国語の簡体字の違いはあれど)。そのため日本人の中国語学習者は文章を読んで意味を理解するという点においては他国の学習者に比べ優位に立っているということができます。
しかしながら、日本語と中国語では同じ漢字を使っていても意味が異なる単語がいくつか存在します。
今回はそのような単語を紹介していきます。
1.猪
日本語:イノシシ
中国語:ブタ
中国にも日本と同じく干支という概念があります。
日本の場合は申、酉、犬、猪だが、中国の場合は申、酉、犬、豚です。
ちなみに中国語でイノシシを指す言葉は「野猪」です。
2.愛人
日本語:不倫関係にある異性
中国語:自分の夫または妻
この単語は全く正反対の意味になってしまうので注意が必要です。
テレサテンの歌で愛人という歌があるがこれは中国語の愛人を意味しています。
3.湯
日本語:お湯
中国語:スープ
日本人が大好きな温泉の入り口にはよく湯という字の書かれたのれんがかかっていますが、これを中国人が見るとスープを提供するお店だと勘違いしてしまう可能性があります。
また湯の発音は中国語でタン(tang1)というのだがよく中華料理屋でサンラータン(suan1la4tang1)や鶏白湯(ji1bai2tang1)等の言葉を聞くことがあると思います。
この場合、湯はスープという意味で使われているのです。
まだまだあるので1記事につき3~5単語程度を目安に紹介していければと思っています。